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マイナス金利の時代のシステム対応 まさかこんな時代が来るとは・・・

安全資産の円とスイスフラン。スイスフランは日本円にとってマイナス金利の先輩だ。

スイスナショナルバンクのの金利についてはこちら

日銀はまだまだ金利を引き下げないと円買いは収まらないのか。

スイスフランを抜いて最も安全な資産と言われ日本円は買われている。(今期の大手企業の予想レートは125円あたりが中心)

安全と言われるが抜群に借金の対GDP比率は先進国の中で高い。それでなんで安全資産なのか?

債権国であるから日本円は安全だが、国債はもっとも危険ということか?

マイナス金利は世界の投資家から嫌われそうだが、スイスのようなもっと大きなマイナスの金利の国があれば、マイナスだけど、日本はまだましだと思い集まってしまう。

 

金融緩和合戦はゼロ金利競争からマイナス金利競争になり、スワップ金利は10年もマイナスゾーンに飲み込まれそうだ。

長期国債はすでにマイナス利回りということは、すでに運用商品ではなくなってきたということ。ユーロ、円という主通貨がこの状態であることは日本の投資家だけではなく、世界の運用者は困難の時代を迎えている。

緩和で有り余る資金は、オイルマネーの縮小でしばらく、バランスしていたが、イールドを追い求めて投資先を探すであろう。

【1を超えるディスカウントファクター】

NegativeRate

【ValueOptimaのマイナス金利=1以上のディスカウントファクター】

筆者はディスカウントファクターは0から1までの間とすっかり思っていたのですが、マイナス金利で1を上回り、ディスカウントファクターではなく、プレミアムファクターとなっている。

呼び名自体も「ディスカウント」ファクターではおかしい時代だ。

 

また金利スワップ取引(通常はプラスの固定金利を受けて、変動金利を払う。あるいはその反対をする取引)も中期ゾーンまで市場金利はマイナスだ。

「マイナスの固定」金利を受け、変動金利を支払う取引は、「プラスの固定」金利を払うということ。 意味が分からなくなってくる。

ユーロと円の通貨スワップは、円のマイナス金利を支払い、ユーロのマイナス金利を受けるということになるのか?

 

リバース・フローター取引、マイナスのキャップ取引、物価連動債、コール取引の評価モデル修正。

金利期間構造モデルで一所懸命にマイナスにならないように修正していたハル・ホワイトモデル自体の再修正。

金利はどこまでもマイナスになれるのか?

債券のクーポンもマイナスになれるのか?

マイナス金利下の金利と為替の均衡は成り立つのか?

マイナス金利時代には貯蓄と消費の関係はどうなるのか?

マイナス金利時代に人々の効用曲線にどのように影響を与えるのか?

疑問はきりがない。

これは市場の問題だけでなく、経済の問題、社会の問題、世の中の問題へと拡大していく。

 

市場リスク時代のフレームワークにも影響を及ぼすことになる。

リスクフリーレートがマイナスの時代には安全資産と危険資産との間のバランスも崩れるのだ。

リスクリターンの関係が成り立つかも難しくなる。

 

日銀の国債の時価評価の問題が出ていたが、国債の金利リスクについてもう一度考える時代がきている。

バーゼルのIRRBBの動きはそんな時代を先取りした動きなのかもしれない。日銀に含み損を民間銀行からシフトする動きはこれからも続く。

 

(お断り)あくまでも筆者個人の見解であり、弊社全体の意見ではありません。

またマイナス金利についてのお問い合わせについては

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